▼撮影情報:Nikon D4s | AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED | f5.0 | 1/80 sec | ISO 180

 

日本史上、もっとも有名な剣豪宮本武蔵。二刀流兵法の開祖であり、幾度となく小説・映像作品・漫画・アニメとなって今なお人を惹き寄せる。この現代における剣豪のイメージは、吉川英治が書いた小説『宮本武蔵』によって定着したといえる。

小説や映画の主人公になるような歴史上の剣豪や無双たちは無数にいる。しかし宮本武蔵が剣豪・剣聖としての圧倒的な地位を維持できているのは社寺によるのではなかろうか。日本には宮本武蔵を祀った神社が京都、岡山、岐阜にもある。剣豪は祀られる存在となって絶対的な地位を築いた。

京都の初春の風物詩である初午大根焚きで大根に舌鼓を打ちながら、剣豪が祀られているという神社に足を運ぶ。初午前日に商売繁盛・開運・家内安全を宮本武蔵に神頼み。2017年はカミサマホトケサマ宮本様である。

しかし、帰り道神社の近くで触れたくない一文に触れた。

武蔵は決闘に向かう途中、神社で神頼みをすることを思い立ったが神仏に頼ろうとした自分の弱さに気付き寸前でやめた