MILVINAE-5359

▼撮影情報:Nikon D4s | 35mm F1.4 DG HSM | f2.2 | 1/1250 sec | ISO 800

蔦に絡まれた鷲のワンショット。鷲に絡む蔦のワンセンテンス。

ネガティビティバイアスと呼ばれる心理現象がある。これは人間がなにかを判断するとき、ポジティブ情報よりもネガティブ情報のほうが大きな影響を及ぼすということ。嫌いなトマトを好きにさせるよりも、大好きなケーキを嫌いにさせるほうが簡単である。ケーキにネガティブ情報を組み込めばいいのである。例えば、ケーキにゴキブリを入れる。このネガティブ情報によってケーキを嫌いになる。これはただの嫌がらせだが、実は人間の生存には非常に大きな意味を持つ。ネガティブ情報が優先的に処理されるのは毒性の食べ物を摂取しないための防衛反応なのである。好き嫌いが多い人は防衛力が強いのかもしれない。